保育園では座って食べられるのに、家ではイスに座って食事ができない

連絡帳や面談で、よく聞く悩みがあります。

「保育園では座って食べられるのに、家ではすぐに立ってしまったり、遊びながら食べているのですが、どうしたら、座って食べられるようになりますか」

もちろん、子どもも家の顔とよそ行きの顔があると思うけれども、6つのチェック項目を考えてみました。

6つのチェック項目

  1. 朝起きてすぐの朝食になっていませんか?少し早めに起きてからの時間があった方が空腹を感じます。
  2. 朝食、昼食、おやつ、夕食の時間の間隔は、短くないですか?4時間位づつ空いているといいと思います。
  3. 朝食、昼食、おやつ、夕食以外に間食をしていませんか?食事をあまり食べなかったからと、心配で合間お菓子などを食べてしまうと、また次の食事が食べられなくなってしまいます。
  4. 器に盛る量は多すぎませんか?個々の適量は違います。その子に合った量を盛ってあげられるといいですね。特に少食の子には、少なめによそって、あとから“おかわり”をした方が、気持ちよく食べられます。
  5. 食事時間が長すぎませんか?子どもの集中できる時間は長くても20分くらい。
  6. 戸外で体を動かして、たくさん遊んでいますか?

保育園の食事の時間

私の保育園 2歳児の場合

朝のおやつ(牛乳) 8:40

昼食 11:00

(昼寝) 11:45〜14:30

おやつ 15:00

延長保育補食 18:30

保育園の開園時間 7:30〜19:00

7:30が開園なので、朝食を7:00くらいに食べて登園してくる子がいる一方、8:30くらいに食べて9:00頃登園してくる子もいます。

朝食が1時間半くらい違うのに、保育園での昼食時間はほとんど同じ。

食べられる量に差があるのは当たり前です。

無理に規定量食べさせようとすると、食べ歩きになってしまったり、子どもが遊んでいても、お母さんが追いかけて食べさせるようになってしまいます。

「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをして、ケジメをつけることも大事です。

食べらない子には、きちんと「食べられない」と言うように、伝えています。

残すことが多い子は始めから減らしてあげるなど、配慮しています。

おわりに

6つのチェック項目に気をつけながら、自分の気持ちをキチンと話せることを大切にしていきましょう。

立ち歩きながら食べるのではなく、

「おかずはもう食べられないけど、ご飯なら食べられる」

「野菜は半分だけ食べたら、ごちそうさまする」

など、子どもと話し合いながら、かけひきもしながら食べられるようになるといいですね。

関連記事

青山学院大学 陸上競技部 原 晋 監督のスポーツに対する思いに共感

ししゃものフライ