小学5年生の娘がプンプンと怒りながら、2階へ上がって行った。
昨日、勝間塾の月例会でアンガー・マネジメントの講演を聴いたばかりだったので、
『言葉のバリエーションが少ない子どもは、物に当たっても仕方ないな』と、
余裕の気持ちで見ることができた。
アンガー・マネジメントとは、「怒ってはいけない」、「怒らない」技術ではない。
怒りと上手に付き合うための方法なのである。
今までは、【怒る】ということは感情なので、その基準は人それぞれで、防ぎようもない。なるべく怒りっぽい人には近寄らないようにするのが得策、と思う位だった。
講演を聴くと、自分の怒りさえもよくわかっていなかったのだな、と思う。
- 問題となる4つの怒り
- 怒っても人気のある人の条件
- どうすれば怒りをコントロールできるのか
など、とても興味深く聴くことができた。
中でも、
『言葉の能力がある人は感情のコントロールをしやすい』
ということが、目から鱗だった。
怒りと言葉の関係が、思考のコントロールに、そして、行動のコントロールにつながるのだ、ということがわかった。
保育士としても、子育てママとしても、言葉が未発達な子どもたちのことを理解するために、とても役立つ。
実際、保育園では、子ども同士興味が出てきて一緒に遊びたいけど、すぐにケンカになりがちな1歳児に噛みつきや引っかきが多い。
2歳児になると、言葉が出てくる子が多いので、噛みつきや引っかきなどが、グッと減る傾向にある。
だから、自分の気持ちを泣いたり、暴力で訴えるのではなく、具体的な言葉を繰り返し教えているのである。
言葉が増えれば、トラブルは減る。
保育園でずっとしてきたことは、こういうことだったのだ。
若い人たちも、「ウザイ」「ヤバイ」など、一つの言葉で色々な表現をさせているけど、やはり自分の感情を表現することにマッチする言葉をたくさん知っていた方が良いのだ。
さて、娘の場合は、習い事の振替を入れようとしたら、友だちと遊びたかったらしく不機嫌になってしまった。
習い事に行かなければならないのは、よくわかっているだけに、私に言っても仕方ないと思ったのだろう。
近くに置いてあった(不要な)広告をビリビリ。
トイレに入って、扉をドンドン。
トイレのスリッパはいつもキチンとそろえて脱いでいるのに、わざとバラバラに脱ぎ、タオルもグチャッと掛けていた。
娘が寝た後、洗濯物を干しに部屋に行くと、私の枕をベットの下に落としていたり、
物を壊すような衝動的なことはしないが、地味に行動で反抗している所がカワイイのである。