赤ちゃんに初めて絵本の読み聞かせをする時「まだ、早いかなあ?」とか「気に入ってもらえるかなあ?」など、ちょっとドキドキしながら絵本を選び、読み聞かせを始めていると思います。
そして、赤ちゃんがあまり反応しないとなんだか寂しい気持ちになったりもします。
そんな時のために、赤ちゃんにピッタリの絵本を紹介します。
第1位 もこ もこもこ
日本が誇る詩人の谷川俊太郎さん作、
元永定正さんの絵による絵本です。
まだ言葉が理解できない子でも楽しめます。
空と、地面の場面から始まり、文字は
「しーん」とか、
地面の一部が盛り上って、
「もこ」とか、
盛り上がりはさらに大きくなって、
「もこもこ」とか、
簡単なオノマトペ(擬音語、擬態語)から、
成り立つ絵本です。
シンプルな言葉、シンプルな絵だからこそ、
小さい子でも分かりやすく、
繰り返しの言葉がたくさん出てくるこちで、
次はどうなるのかな⁈
と、ドキドキ、ワクワクしながら、
目を輝かせて絵本に注目する子が多いです。
最後にまた、「しーん」から、「もこ」と
なると、
終わって寂しいという気持ちではなくて、
『あっ、また始まった』
と思える、うれしい絵本でもあります。
言葉で説明するのは野暮というもの。まずは手にとってご覧ください。
【書籍データー】
谷川俊太郎作
元永定正絵
価格:1404円
出版社:文研出版
推奨年齢:0才から
第2位 がちゃがちゃどんどん
【もこ もこもこ】の絵を描いた元永定正さんが書いたこちらもオノマトペ絵本です。
耳から聞こえる色々な音を、
そのまま音と絵にした絵本です。
子どもたちが今まで経験した日常生活の中から聞いたことのある音なので、興味津々。
次は何が出てくるのかな、と、期待しながら見ることができる絵本です。
2才くらいになると覚えてしまって、一緒に「がちゃがちゃ」とか「ざあー」とか「ごーん」とか言って、楽しむ子もいます。
【書籍データー】
元永定正
価格:972円
出版社:福音館書店
推奨年齢:0才から
第3位 じゃあじゃあ びりびり
作ったのは赤ちゃん絵本を数多く書いている、まついのりこさん。
まず、絵本の大きさも赤ちゃんが持ちやすいように小さいです。
それから、初めて絵本を持つ子どもたちのために、一枚一枚厚い紙を使い、めくりやすく、破けないように作られています。
くっきりした、分かりやすい絵。
心地よい擬音。
日常生活の中で赤ちゃんでも経験したことのあるような場面を取り入れています。
【書籍データー】
まついのりこ
価格:648円
出版社:偕成社
推奨年齢:0歳
おわりに
「うちの子はまだまだ小さいから絵本はムリ」と思わないで、ぜひ、どんどん絵本を楽しんでみて下さい。
目を凝らし、耳をすませて、絵本に集中する赤ちゃんの姿が見られるかもしれませんよ。